■ドリアデからフラワーベース HANAHANA です デザイナーは妹島和代氏になります
■妹島和世(せじま かずよ 1956-) ガラスやアルミなどを軽やかに使った透明感・清潔感ある空間づくりで、世界的に評価されている建築家の一人です。 日本女子大学大学院を修了、伊東豊雄建築設計事務所を経て、1987年に自身の事務所を設立。 新日本建築協会新人賞も受賞した「再春館製薬女子寮」(91年)、公営の集合住宅でありながら斬新な「岐阜県営北方住宅」(98年)などの他、商業施設の分野では、ガラスのファサードが特徴的な「オペーク銀座」(98年)、「hhstyle.com」(2000年)などがあります。
■ driade / ドリアデ イタリアにおけるモダン家具の代表的メーカーであるドリアデ社は、1968年ミラノ南東部の都市ピアチェンツァで設立され、ミラノ国際家具見本市でセンセーショナルなデビューを飾りました。 経営陣のアストリ一族は、結束力と各自の能力を最大限に生かした独特の経営体制で知られ、経営者であるエンリコ・アストリものと、その妹で建築家として内外で高い評価を得てきたアントニア・アストリがデザインを担当、さらに広告・PRを推進したその妻アデライデ・アチェルビは、奇抜で知的なコミュニケーションにより同社を数年のうちに世界的な企業として認知されました。いわばデザインビジネスに欠かせない3つのテーマ、企画・経営、デザイン、コミュニケーションをそれぞれのパーソナリティに基づいた一族三人体制が同社を成功に導いたといえます。 60年代後半の合理主義デザインに対する反動の時代に生まれ、ポストモダンの台頭へ至る過激なデザイン論争の時代に成長したドリアデは、その潮流に身を置きながらも、常に冷静に「モダン」の意味を問い続けた企業として、また、イタリアの知的アバンギャルドとして世界で高い評価を得ています。